失った歯を補う治療法として、近年注目を集めているインプラント。
しかし、「インプラントは本当に長持ちするの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、歯科医がインプラントの寿命についてわかりやすく解説します。
また、インプラントを長持ちさせるための秘訣もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
インプラントの平均寿命
インプラントの平均寿命は、一般的に10~15年と言われています。
しかし、これはあくまでも目安です。
個人の口腔内の状態やケア方法によって大きく左右されます。
インプラントの残存率は、以下の通りです。
- 5年後: 約95%
- 10年後: 約90%
- 20年後: 約70%
このように、インプラントは適切なケアを行えば、20年以上長持ちさせることも可能です。
インプラントの寿命を縮める原因
インプラントの寿命を縮める主な原因は以下の通りです。
歯周病
歯周病は、インプラント周囲炎を引き起こします。
インプラントの脱落につながる可能性があります。
喫煙
喫煙は、歯周病のリスクを高めます。
インプラントの寿命を縮める可能性があります。
噛み合わせ
適切な噛み合わせではないと、インプラントに過剰な負担がかかります。
寿命を縮める可能性があります。
定期検診の怠り
定期検診で適切なメンテナンスを受けないと、インプラント周囲炎などのトラブルが発生しやすくなります。
セルフケア不足
毎日のブラッシングやフロッシングを怠ると、歯垢や歯石が溜まります。
インプラント周囲炎などのトラブルが発生しやすくなります。
インプラントを長持ちさせる秘訣
インプラントを長持ちさせるためには、以下の点に注意することが大切です。
- 歯周病の予防: 定期的に歯科医院で歯周病の検査を受け、早期発見・早期治療を心がけましょう。
- 禁煙: 喫煙はインプラントの敵です。禁煙することで、インプラントの寿命を延ばすことができます。
- 適切な噛み合わせ: 噛み合わせが悪い場合は、歯科医院で矯正治療を受けましょう。
- 定期検診: 3~6ヶ月に一度、定期検診を受け、インプラントの状態をチェックしてもらいましょう。
- セルフケア: 毎日のブラッシングとフロッシングを丁寧に行い、口腔内を清潔に保ちましょう。
インプラントは、適切なケアを行えば、10年以上、場合によっては20年以上長持ちする可能性があります。
インプラントを長持ちさせるためには、定期検診を受けましょう。
セルフケアをしっかり行うことが大切です。
インプラント治療を検討されている方は、ぜひ歯科医院で相談してください。
自分に合った治療計画を立てましょう。
※この記事は、あくまでも一般的な情報提供を目的としたものです。
個々の症状や治療方針については、必ず歯科医にご相談ください。
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