近年、注目を集めているインプラント治療。
失った歯を人工歯根で補うことで、自然な歯のように噛むことができ、審美性も向上します。
しかし、インプラント治療は万能ではありません。
メリットだけでなく、デメリットもしっかり理解した上で検討することが大切です。
インプラント治療のデメリット
インプラント治療には、以下のようなデメリットがあります。
高額な費用
インプラント治療は、保険適用外の治療です。
そのため、治療費は高額になります。
具体的には、1本あたり20万円~30万円程度が目安です。
手術が必要
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込む手術が必要です。
そのため、外科手術に伴うリスクが伴います。
治療期間が長い
インプラント治療は、手術から骨と人工歯根がしっかりと結合するまで、数ヶ月~半年程度かかります。
神経や血管を損傷するリスク
インプラント手術は、顎の骨に穴を開けます。
そのため、神経や血管を損傷するリスクがあります。
感染症のリスク
インプラント手術は、外科手術であるため、感染症のリスクがあります。
定期的なメンテナンスが必要
インプラント治療は、天然の歯と異なります。
虫歯や歯周病にかかりません。
しかし、定期的なメンテナンスを受けないと、インプラント周囲炎などのトラブルを引き起こす可能性があります。
すべての症例に適しているわけではない
インプラント治療は、すべての症例に適しているわけではありません。
- 骨量が不足している場合
- 糖尿病などの持病がある場合
など、インプラント治療を受けられない場合があります。
金属アレルギーのリスク
インプラントは、チタンなどの金属で作られています。
そのため、金属アレルギーがある場合は、インプラント治療を受けられない場合があります。
歯肉の退縮
インプラント治療は、歯肉の退縮を引き起こす可能性があります。
味覚障害
インプラント治療は、味覚障害を引き起こす可能性があります。
インプラント治療を受ける前に知っておくべきこと
インプラント治療を受ける前に、以下の点について歯科医師に相談することが大切です。
- 自分の歯の状態
- インプラント治療の費用
- 治療期間
- 手術のリスク
- 定期的なメンテナンス
- 自分のライフスタイル
インプラント治療は、失った歯を補う有効な治療法です。
しかし、メリットだけでなくデメリットも存在します。
インプラント治療を受けるかどうか検討している方は、歯科医師に相談し、十分な情報を得た上で判断することが大切です。
※インプラント治療は、必ず歯科医師に相談の上、治療を受けるようにしてください。
※このコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものです。
コメント