【第二の永久歯!?】人工歯根とは?仕組み、種類、メリット・デメリットを徹底解説

虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合、入れ歯やブリッジなど様々な治療法があります。

近年注目を集めているのが「人工歯根」です。

インプラントとも呼ばれるこの治療法は、失った歯の根っこを人工のもので補うことで、まるで天然の歯のように噛んだり話したりできるのが特徴です。

今回の記事では、

人工歯根の仕組み

種類

メリット・デメリット

についてわかりやすく解説します。

あなたに合った治療法を見つけるためのヒントもご紹介します。

目次

人工歯根とは?

人工歯根は、チタン製のネジ状の金属を顎の骨に埋め込みます。

その上に人工の歯冠を装着することで、失った歯の根っこを補う治療法です。

まるで天然の歯のように噛んだり話したりすることができます。

見た目も自然で美しいのが特徴です。

人工歯根の仕組み

人工歯根は、大きく分けて以下の3つの部分で構成されています。

  • インプラント体: 顎の骨に埋め込む金属製のネジ状の部分です。チタン製が一般的で、生体適合性に優れています。
  • アバットメント: インプラント体と人工歯冠をつなぐ部分です。インプラント体の形状に合わせた様々な種類があります。
  • 人工歯冠: アバットメントに取り付ける人工の歯の部分です。セラミック製やジルコニア製など、様々な素材があります。

人工歯根の手術

人工歯根の手術は、主に歯科医院で行われます。

局所麻酔をして、顎の骨に穴を開けます。

インプラント体を埋め込みます。

その後、アバットメントを取り付けます。

人工歯冠を装着します。

手術時間は、1本あたり30分~1時間程度です。

人工歯根の種類

人工歯根には、大きく分けて以下の3つの種類があります。

1回法

抜歯と同時にインプラント体を埋入する方法です。

2回法

抜歯後、数ヶ月かけて骨とインプラント体をなじませます。

その後アバットメントを取り付ける方法です。

ミニインプラント

骨の量が少ない場合などに使用する、直径が細いインプラント体です。

人工歯根の選び方

人工歯根の種類は、

  • 顎の骨の状態
  • 歯の状態
  • 予算

などを考慮して選ぶ必要があります。

歯科医師と相談しながら、自分に合った人工歯根を選びましょう。

人工歯根のメリット

人工歯根には、以下のようなメリットがあります。

天然の歯に近い噛み心地

入れ歯やブリッジと異なります。

まるで天然の歯のようにしっかりと噛むことができます。

見た目が自然

人工歯冠は、天然の歯と見分けがつかないほど自然な見た目です。

周囲の歯に負担をかけない

入れ歯やブリッジのように、周囲の歯に負担をかける必要がありません。

高い耐久性

人工歯根は、適切なメンテナンスを行えば、10年以上も使用することができます。

自信が持てる

歯を失ったことで失われていた自信を取り戻すことができます。

人工歯根のデメリット

人工歯根には、以下のようなデメリットもあります。

  • 費用が高い: 入れ歯やブリッジに比べて、費用が高くなります。
  • 手術が必要: 手術が必要となるため、誰でも受けられるわけではありません。
  • 治療期間が長い: 手術から最終的な歯冠の装着まで、数ヶ月かかる場合があります。
  • 合併症のリスク: 手術後、腫れや痛みなどの合併症が起こる可能性があります。
  • 定期的なメンテナンスが必要: 定期的なメンテナンスが必要となります。

人工歯根は誰に適している?

人工歯根は、以下のような方におすすめです。

歯を失ってしまった方

虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった方

入れ歯やブリッジが苦手な方

入れ歯やブリッジが苦手で、しっかりと噛める歯を求めている方

見た目が自然な歯を求めている方

天然の歯と見分けがつかないほど自然な見た目の人工歯を求めている方

自信を取り戻したい方

歯を失ったことで失われていた自信を取り戻したい方

人工歯根治療を受ける前に確認しておきたいこと

人工歯根治療を受ける前に、以下の点を確認しておきましょう。

  • 自分の歯の状態: すべての歯が失われているわけではなく、残っている歯がある場合は、その歯の状態を確認する必要があります。
  • 顎の骨の状態: 顎の骨の量が少ない場合は、人工歯根治療ができない場合があります。
  • 全身の健康状態: 糖尿病や骨粗鬆症などの持病がある場合は、人工歯根治療ができない場合があります。
  • 費用: 人工歯根治療は、費用が高くなります。事前にしっかりと見積もりを取る必要があります。

人工歯根は、失った歯を補うための優れた治療法です。

しかし、メリットだけでなくデメリットもあります。

治療を受けるかどうか検討する際には、歯科医師と相談しながら慎重に判断することが大切です。

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