デンタルフロスとは?インプラント周囲の清掃に役立つその役割と選び方【歯科医監修】

インプラント治療を受けた方の中には、「インプラント周囲の清掃が難しい」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間
  • インプラント周囲の汚れ

には、デンタルフロスが非常に有効です。

今回の記事では、

  • デンタルフロスの役割や選び方
  • インプラント周囲の清掃方法

などについて、歯科医師の視点から詳しく解説します。

目次

デンタルフロスとは?

デンタルフロスは、

  • 歯と歯の間や歯と歯肉の境目
  • インプラント周囲などの歯ブラシが届きにくい部分

の汚れを落とすための清掃具です。

細い糸状のものが一般的です。

最近では、

  • 歯間ブラシ
  • デンタルピック

など、様々な形状のものが販売されています。

歯間ブラシが入らない?その原因と解決策を歯科医が解説!

なぜデンタルフロスが必要なの?

歯ブラシだけでは、歯と歯の間やインプラント周囲の汚れを完全に取り除くことはできません。

これらの部位に汚れが蓄積すると、

  • 虫歯
  • 歯周病
  • インプラント周囲炎

の原因となる可能性があります。

デンタルフロスは、これらのトラブルを予防するために非常に重要なツールです。

インプラント歯周炎とは?原因・症状・治療法を徹底解説!

デンタルフロスの種類と選び方

デンタルフロスには、様々な種類があります。

糸状のフロス

一般的なデンタルフロスです。

  • ワックス加工されているもの
  • フッ素コートされているもの

などがあります。

歯間ブラシ

歯と歯の間が広い場合に適しています。

デンタルピック

歯と歯の間の食べカスなどを除去するのに便利です。

どの種類を選ぶかは、歯と歯の間の広さや、個人的な使い心地によって異なります。

歯科医院で相談しましょう。

自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。

インプラント周囲の清掃方法

インプラント周囲の清掃は、通常の歯の清掃と同様に、丁寧に行うことが大切です。

  1. デンタルフロスを約50cmの長さに切る
  2. 両手にフロスを巻きつけ、数センチのスペースをあける
  3. フロスをC字に曲げ、歯と歯の間やインプラントと歯肉の間にゆっくりと挿入する
  4. 上下に動かしながら、歯垢を落とす
  5. すべての歯とインプラントを清掃する

インプラント周囲炎を防ぐために

インプラント周囲炎は、インプラントの周囲に炎症が起こる病気です。これを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

定期的な歯科検診

歯科医院で定期的に検診を受けましょう。

歯周病やインプラント周囲炎の早期発見・早期治療を行いましょう。

丁寧な口腔ケア

歯ブラシとデンタルフロスによる毎日の清掃を徹底しましょう。

禁煙

喫煙は、歯周病やインプラント周囲炎のリスクを高めます。

食生活の改善

糖質の摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。

デンタルフロスは、歯と歯の間やインプラント周囲の汚れを落とすために非常に重要なツールです。

特にインプラント治療を受けた方は、デンタルフロスを使った丁寧な口腔ケアを心がけることで、インプラントの長寿命化に繋がります。

歯科医院で相談しながら、自分に合ったデンタルフロスを選びましょう。

正しい清掃方法を身につけるようにしましょう。

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